@オーディション大学
オーディションの基礎からみんなで学ぼう
LESSON91更新日:2025.04.12
主催者に聞いた!大アンケートコーナー「SNSは審査に影響する?しない?」(アイドル編)
オーディションの応募時にSNSは見られているの?と気になる方は多いのではないでしょうか。現代のアイドル業界では、自己プロデュース力やファンとの距離感、SNS運用のセンスまでが重要視される時代に突入しています。特にSNSの動画は写真だけでは伝わらない「雰囲気」や「表現力」を可視化できるのが強み。TikTokやInstagram、YouTubeなどは、応募者の素の魅力や個性が見える場として、主催者側も審査ポイントにしています。
今回は、実際にアイドルオーディションを主催する方々に聞いた「SNSのチェックポイント」をもとに、今後応募を検討している方に向けて、SNS活用のヒントや注意点をお伝えします。
SNSが「見られている」理由
今やSNSは単なる日常の記録ではなく「あなたという人物を知る窓口」として重要視されています。オーディションにおいても、SNSは写真や履歴書だけではわからない個性や雰囲気、発信する力を見る手がかりになります。芸能界では自分をどう表現し、どう魅せるかが問われます。SNSを通じて自らを発信する姿勢は、今後の活動でも大きな武器になるでしょう。
特に動画では、話し方、表情、空気感など“動き”を通じて伝わる要素が多く、主催者の目に留まるきっかけとなります。自分らしさを前向きに発信することが、第一歩となるのです。
合否を左右する?注目のチェックポイント
SNSをチェックする主催者が特に注目するのは、“発信内容”と“姿勢”です。投稿がポジティブで周囲への配慮があるか、自分本位すぎないか。協調性やネットリテラシーも見られています。
また、動画の構成や画角、色使いなどもその人のセンスや表現力を表します。頻度よく更新しているかも、継続力や意欲の証になります。加えて、トレンドへの理解や自分の魅力をどのように伝えているかも重要な視点。つまり、SNSはもう一つの“自己PR”です。ただし過度な演出ではなく、自然体と誠実さを大切にした投稿が信頼感につながります。
主催者の生の声(アイドル)
それでは、実際に主催者に聞いた生の声を見てみましょう。多くの回答を頂きましたがここでは一部を紹介させていただきます。
SNSの動画は、写真だけで判断出来ない応募者の雰囲気や、自分の魅せ方やセルフプロデュース力を見るのに最適だと思います。
SNSの動画は「動く自己紹介」。限られた時間で自分をどう見せるか、セルフプロデュース力が光る場所です。写真だけでは伝わらない表情や話し方、雰囲気こそが武器になる時代。動画で自分を伝える意識は、確実にプラス評価につながります。
TikTokの内容がアイドルチックであり、SNSに対して拒否反応が少ない子、更新頻度の高さを見ます。どこかのアイドルを推してる動画がある場合は消してもらう場合があります。
日常的にSNSを使いこなせる応募者は、芸能界のスピード感にも対応しやすいです。また、過度な“推し”投稿より、自分自身をしっかり見せるスタンスが求められます。更新の姿勢や内容も、評価の対象となるので注意しましょう。
芸能業は行き過ぎた自己主張をする場ではなく、協調性が大事な仕事。その協調性があるかないかを見極める上で、SNSの動画は判断材料になります。発信者が「何を見せたいのか」が動画には表れていると同時に「何を見せたくないか」が見える時があります。アピールするということは、アピールしたくない部分を感じさせる場合があるので、バランスをよく考えて動画を撮影して欲しいと思います。
SNSは「見せたい自分」だけでなく、「見せたくない自分」もにじむもの。協調性や空気を読む力は、芸能界でも重要視されます。アピールしすぎず自然体を心がけた発信が、審査員の共感を呼びます。
インスタを見ています。 素養が見れて、画角等で自分の良い写り方などわかっているなども審査に反映させていただいています。
Instagramはビジュアルセンスの宝庫。自分の見せ方を理解しているか、光の使い方、構図、色味などにもセンスが表れます。表現者としての素養がSNSからにじむので、投稿は一枚一枚が“作品”だと思って取り組むと◎。
応募者のインターネットリテラシーやコンプライアンス管理の観点から審査過程で確認する場合があります。
ネットリテラシーや発信のモラルは、芸能界で信頼される存在になるために欠かせません。過去の投稿が不利になることもあるので、日頃から「誰が見ても安心できる投稿」を意識しましょう。信頼も才能のひとつです。
SNSは今や“もう一つのオーディション”
SNSはあなた自身を伝える強力なツールであり、審査の一部として確実に見られています。どんな発信をするか、どんなスタンスでいるかが問われる時代。動画を投稿する際は、写真だけでは伝わらない魅力を武器に、バランスの取れた発信を心がけるようにしてみましょう。
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