@オーディション大学
オーディションの基礎からみんなで学ぼう
LESSON92更新日:2025.04.26
主催者に聞いた!大アンケートコーナー「SNSは審査に影響する?しない?」(女優・俳優、舞台、声優、タレント編)
「SNSってオーディションの審査に関係あるの?」と疑問を感じたことはありませんか?現代の芸能界では、SNSの発信力や人柄が垣間見える動画投稿が、審査において思わぬ印象を与えることがあります。しかし、その影響度はジャンルによって異なるのが実情です。たとえば、舞台では歌唱やダンス動画が参考にされたり、タレント枠ではネット上の言動が評価材料になることも。
本記事では、女優・俳優、舞台、声優、タレントという4つのジャンル別に、実際の主催者の声をもとに「SNSのどこが見られているのか」「何に気をつけるべきか」をわかりやすく解説します。
SNSは芸能活動の“準備運動”になる
芸能界を目指すうえで、SNSは自分を知ってもらうための強力なツール。特に動画や日々の投稿を通して、考え方・雰囲気・発信力を伝えることができます。審査の場でなくても、主催者や関係者の目に触れることもあり、印象は想像以上に大切です。
フォロワーの数やバズる投稿を目指す必要はありませんが、自分を素直に表現し、前向きな内容を心がけることで、見る人の信頼や好感度を得ることができます。SNSは単なる発信の場ではなく、自分自身の“芸能人としての在り方”を学ぶ準備運動のようなもの。意識して運用することで、将来のチャンスを広げられます。
ジャンル別に見るSNS審査のリアル
SNSが審査に与える影響は、ジャンルによって実にさまざま。俳優・女優は発信内容や人柄の伝わり方が見られることが多く、舞台では動画が参考資料になるケースも。声優に関しては影響は少ない傾向ですが、活動の姿勢を知るきっかけになる場合もあります。タレント枠は特にネットリテラシーやモラルが重要視され、過去の投稿が原因で評価が下がることも。
Sつまり、審査基準は一律ではなく、求められるポイントは役柄や団体のカラーに合わせて異なります。SNSを活用するうえでのヒントは、“誰に、何を伝えたいのか”を常に意識することです。
それでは、実際に主催者に聞いた生の声を見てみましょう。多くの回答を頂きましたがここでは一部を紹介させていただきます。
主催者の生の声(女優・俳優)
SNSにおける審査はいたしませんが、投稿内容や発信力等から、その応募者の思考や姿勢、人間性等は伺えると思います。そういった点も加味することもあります。
発信にはその人の価値観や姿勢がにじみます。役者に必要な感性や人間性がSNSから伝わるのは、今や自然な流れなのかもしれません。
基本的には影響しませんが、アクティブなフォロワーが多い方は好印象です。また、SNS上でネガティブな発言の多い方は、不合格とさせていただく可能性もあります。合格後は宣伝のため、積極的な投稿をお願いしています。
今やSNSは表現の一部。前向きな発信ができる人は現場でも信頼されやすく、宣伝力を持っている点も大きな強みになります。
人柄や雰囲気などその人らしさが伝わるかどうか。こちらが求めているタイプの役者かどうかを最低限把握するために拝見したりはしています。
投稿を通じて“らしさ”が伝わることは大きな武器。役との親和性を判断するヒントとして、SNSは役者にとって味方になりますね。
主催者の生の声(舞台)
ミュージカル作品の審査をする際には、歌唱動画は一つの参考になります。ダンス動画なども同様です。動画を何本も上げている方の場合は、その傾向をみて、ご自身をどのように見せたいのかなどもある程度判別がつくため、募集しているキャラクターに合うかどうか、(決定打になることはあまり無いですが)判断の参考にすることはあります。
舞台は表現力が求められるジャンル。歌やダンスをSNSで発信する姿勢は、努力と個性を伝える手段として大いにプラスです。
内容は影響します。自分の団体のブランドイメージに合うか否かに着目しています。
どんな作品に出たいかを明確にし、発信内容に一貫性がある人は、団体側にとっても信頼しやすく、起用しやすい存在になります。
応募者のSNSをチェックすることはありません。着目するのは過去に出演した作品などです。
舞台経験が評価の軸になるのは納得。SNSの活用でこれまでの活動を記録しておくと、作品履歴を補完する役割にもなります。
主催者の生の声(声優)
特に審査には反映されません。未経験でもはじめられるのが、このプロジェクトの特徴です。RPの一つとしてSNS活動をしている方は、拝聴させて頂きますが、審査に直接的に影響することは御座いません。未経験でも「やる気」と続ける気力を持って頂ければ幸いです。
SNSは努力の過程を可視化できる場所。たとえ未経験でも、やる気をもって発信する姿勢は、着実に魅力として伝わります。
審査に影響することはございません。
SNSが審査対象でなくとも、発信内容から伝わる熱意や誠実さは、自然と見る人の記憶に残る強みになるはずです。
SNS全般で応募者の日々の活動の内容が分かると良いと思います。
日々の活動を積み重ねて発信することで、継続力や誠実さが伝わります。声優志望者にとって、努力の記録は立派なアピールです。
主催者の生の声(タレント)
特に影響はありませんが、ネットリテラシーに気を配って発言しているかで、個性をチェックしています。
タレントにとって“発言”もパフォーマンスの一部。情報発信に責任を持てる姿勢は、信頼されるタレントとしての基盤になります。
基本的には気にしませんが、迷惑行為などモラルにかける行為を行っていた場合、大きく影響する可能性があります。
モラルある発信は、長く芸能界で活躍するための基本。SNSでの振る舞いから、その人の本質が見えるのも事実です。
SNSは“もう一つの審査会場”かもしれない
SNSは見られていないようで実は見られている“もう一つのオーディション会場”のような存在。どんなジャンルでも、発信する姿勢や人柄がにじむ投稿は、見る人の記憶に残ります。芸能界では「自分をどう見せるか」も大切な力。だからこそ、SNSも味方につける意識が夢に一歩近づく鍵になります。
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