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LESSON81更新日:2024.08.31

フリーランス必見!フリーランス保護新法とは?

フリーランス必見!フリーランス保護新法とは?

近年、働き方の多様化が進む中、芸能界でもフリーランスとして活動する人が増えています。しかし、フリーランスは労働契約法などの保護を受けられず、不安定な状況に置かれていることも少なくありません。

そんな状況を改善するため、2023年4月には「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律(フリーランス保護新法)」が可決されました。この法律は、2024年11月1日に施行される予定で、芸能フリーランスを含むすべてのフリーランスの労働環境を大きく改善することが期待されています。

本記事では、フリーランス保護新法の内容をわかりやすく解説し、芸能フリーランスにとってどのようなメリットがあるのかを詳しくご紹介します。

あなたはフリーランス?会社員?

フリーランス保護新法はフリーランス個人事業主に対しての法律なので会社員には適応されません。
例えば、オーディションに合格して事務所から給料をもらうのか、業務委託として報酬をもらうのか契約内容によって異なります。

●フリーランス

企業や団体、個人からその都度仕事の依頼を請負います。クライアントとの契約に基づいて業務を行い報酬を得ます。
※フリーランスと個人事業主の違いは税務署に開業届を出しているかどうかの違いでどちらも自営業者になります。

フリーランス

●会社員

会社に雇われ、給料をもらって働きます。会社の指示に従って仕事をします。

会社員

企業や団体、個人との間でフリーランスとして契約するのか、会社員として契約するのかしっかり確認しておく事は重要な事です。

今回はフリーランスや個人事業主、自営業として活動する人に向けた法律の話になります。
自分がフリーランスなのか、会社員なのか確認しておきましょう。

フリーランス保護新法で何が変わる?

今回のフリーランス保護新法は、芸能界にも大きな影響を与えることが予想されます。では、具体的にどのような点が変わるのでしょうか?

●書面による契約の義務化

これまで、芸能界におけるフリーランスの仕事は、口約束で行われることが多くありました。しかし、フリーランス保護新法では、発注者とフリーランスの間で書面による契約を締結することが義務化されます。

契約書

これにより、契約内容が明確化され、トラブルを防止することが期待できます。

●報酬の支払期日の明確化

フリーランスにとって、報酬の支払い遅延は大きな問題です。フリーランス保護新法では、発注者に対して、報酬の支払期日を明確にすることを義務化します。

報酬の支払期日が明確化されることで、フリーランスは安心して仕事に取り組むことができるようになります。

報酬

●ハラスメント対策の義務化

フリーランスは、パワハラセクハラなどの被害を受けやすい状況にあります。フリーランス保護新法では、発注者に対して、ハラスメント対策の体制を整備することを義務化します。

これにより、フリーランスが安心して働ける環境が整備されることが期待できます。

ハラスメント

フリーランスにとってのメリット

フリーランス保護新法は、フリーランスにとって多くのメリットをもたらします。

メリット

●安定した収入

報酬の支払期日が明確化されることで、収入の不安定さを解消することができます。

●安心して仕事に集中できる環境

ハラスメント対策が義務化されることで、安心して仕事に集中できる環境が整備されます。

●対等な立場で契約を結べる

書面による契約義務の明確化により、対等な立場で契約を結ぶことができるようになります。

●労働条件の透明化

募集情報の適正表示により、労働条件を事前に確認することができます。

フリーランス保護新法はいつから?

フリーランス保護新法は2024年11月1日から始まります。施行に向けて、厚生労働省ではフリーランス向けの相談窓口の設置や、啓蒙活動などを進めています。

また、フリーランス団体なども、法改正に関する情報提供や、契約書作成のサポートなどを行っています。

関連サイト

フリーランス法特設サイト

フリーランス保護新法の施行により、芸能フリーランスの労働環境が大きく改善されることが期待されます。フリーランスとして活動している方、これからフリーランスとして独立を考えている方は、ぜひこの法律について詳しく知っておきましょう。

サポート

まとめ

2024年11月1日に施行されるフリーランス保護新法は、フリーの芸能人にとって朗報と言えるでしょう。この法律によりフリーランスはより安心して仕事に取り組むことができるようになります。

しかし、同時に、事務手続きの増加契約に縛られ柔軟な対応ができなくなるなどの課題もあります。

フリーランスとして活動している方、これからフリーランスとして独立を考えている方は、ぜひこの法律について詳しく知り、自身の権利を保護するために活用しましょう。

参考サイト

フリーランス協会

フリーランス・トラブル110番

一般社団法人日本芸能従事者協会

フリーナンス

カリバライ

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