@オーディション大学
オーディションの基礎からみんなで学ぼう
LESSON28更新日:2022.04.27
その投稿大丈夫!?業界のタブーについて
「憧れの○○さんとの共演!」
「〇〇オーディションの最終選考まで行った!」
などなど
初めて経験する場合、仕事の内容やオーディションの合否で一喜一憂するものです。
思わず誰かに聞いて欲しくなるのが人の性というもの。
でも、その行動、本当に大丈夫でしょうか。
今回は芸能界のルール、タブーについてご説明致します。
芸能界のタブー (taboo) とは
芸能界のお仕事の内容は、メディアが解禁したり事務所からOKが出るまでは、許可なく情報解禁してはいけません。
家族や友人でも口外は絶対NGです。
なぜなら…
暗黙のルールがあるから
芸能界のお仕事は、それが必ず表に出るとは限りません。
お蔵入りになったり、公開直前に内容が変更になる事も多々あります。
もし、公開前に内容が知れ渡ってしまうと、それだけでスポンサーやクライアントなどの利益に悪影響が出てしまうことがあります。
某有名大物俳優の子供が業界デビューする予定の映画があるとします。
関係者以外、その子供の出演はおろか、顔や名前すら誰も知りません。
その分注目度や、タイアップ商品など収益見込は莫大です。
もし、解禁前に情報が漏れてしまうと、ネットニュースやワイドショーで騒がれ、噂や嘘の中傷記事が飛び交ったあげく…その映画が延期や中止になる、なんて事もあり得ます。
情報解禁のタイミングというのは、いろんな企業や局、事務所などが様々な事情を考えながら計画を立ててやっているもの。
演者であるあなたがそれを勝手に壊してしまってはいけません。
特にSNSは注意
自分をアピールするにはもってこいのSNSですが、うっかりでは済まされないとんでもない事態を引き起こす可能性があります。
気持ちを抑えきれずに、情報解禁前に投稿したくなる気持ちはわかります。
「匂わせ投稿」であってもフォロワーに勘ぐられ、尾ひれが付いて思わぬ方面に広まったりする事もあります。
友人に何気なく話した事がSNSに投稿されていたケースも過去の事例として存在します。そういった場合でも、投稿した友人に責任は問えず、当然あなたの責任になります。
誰かに言いたくても我慢!
SNSへの投稿も我慢!
通常「情報解禁日」というものが設定されていますので、それまでは決して口外する事の無いようにして、必ず確認をしてから発信するのが業界のルールです。
ルールを守って次の仕事へ
あなたのルール違反が原因で、せっかく決まったあなたの出演が取り消されるだけでなく、所属事務所に迷惑をかけたり、契約打切りや興行の中止に至る事もあります。最悪の場合、莫大な損害賠償を負う事もあります。仕事には多くの人が関わっている事を忘れずに、一時の感情に流されて情報を漏らしたりする事の無いようにしましょう。
信頼を得るのも仕事の内です。
一人の人間として評価と信頼を得て、次、そのまた次の仕事と繋げられるように芸能界のタブーを確認してルールを守りましょう。
掲載希望の主催者様
オーディション、ワークショップ
掲載希望の主催者様