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LESSON101更新日:2025.09.27
知らないと恥ずかしい?芸能界用語 その4
芸能界には、普段の生活では耳にしない独特の“業界用語”が数多く存在します。稽古場や撮影現場、舞台の裏側で飛び交う言葉を理解していないと、思わぬところで恥をかいてしまうことも。新人やオーディションを受ける人にとっては「分かっていて当然」と思われがちな言葉も多く、実は意味を知らないまま使っている人も少なくありません。
この記事では、芸能界を目指す方にぜひ知っておいてほしい基本的な用語を解説。ちょっとした豆知識も交えてご紹介します。
用語解説
●香盤表(こうばんひょう)
出演者の出番や動きを細かく記した表のこと。舞台や収録現場では“進行の地図”とも言える存在です。豆知識として、昔は手書きで貼り出されることが多く、俳優たちが必ず目を通す習慣がありました。
●座組(ざぐみ)
出演者やスタッフを含めた「チーム」のこと。「この座組は雰囲気がいい」と言えば、現場の人間関係がスムーズという意味になります。信頼関係が作品の質にも直結します。
●見切る
舞台やセットの端が観客から見えてしまうこと。また演出家が「この演出は見切る」と言う場合は“不採用にする”の意味でも使われます。両方の意味を知っておくと安心です。
●ケツカッチン
スケジュールがギリギリで「お尻(ケツ)が詰まっている」状態を指します。特に撮影現場では頻繁に耳にする言葉で、時間厳守が求められる緊張感が伝わります。
●仕込み
舞台や収録前にセットを組んだり、照明や音響を仕込む準備作業のこと。裏方スタッフの力が集結する重要な時間であり、役者もその様子を見て現場の空気を感じ取ることが多いです。
●小屋入り
舞台公演で、出演者やスタッフが劇場に入る初日のこと。ここから本格的に舞台の準備が始まり、稽古場とは違う“本番モード”に切り替わります。
●本チャン
「本番」の意味。リハーサルやテストの後に「では本チャンいきます」と声がかかります。緊張感が一気に高まる瞬間です。
●ゲキオチ
芝居やオーディションで「演技が全く響かなかった」ことを表す俗語。厳しい響きですが、現場では意外とフランクに使われることもあります。
芸能界用語を知ることは第一歩
芸能界で飛び交う用語は、現場での意思疎通をスムーズにするための“共通言語”です。意味を知らないまま現場に立つと、戸惑いや誤解を生む原因になりかねません。基本用語を押さえておくだけでも、自信を持って行動でき、周囲からの信頼感にもつながります。夢を追うための一歩として、ぜひ覚えておきましょう。
参考記事
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