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LESSON98更新日:2025.07.26
どこまでOK?芸能界の副業最新ルール
芸能界といえば華やかな世界。しかし、実際には安定収入を得るまでに時間がかかったり、活動休止や契約終了など先行きの読めない場面も少なくありません。そんな中で注目されているのが「副業」という選択肢です。最近は芸能人のYouTube進出やアパレルプロデュースなど副業の幅も広がっていますが、すべてが自由にできるわけではありません。事務所との契約内容やイメージ管理、業界特有のルールによって「OKライン」「NGライン」はしっかり存在しています。
本記事では、これから芸能界デビューを目指す方が知っておきたい、副業にまつわる基本ルールと注意点をジャンル別にわかりやすく解説していきます。
芸能界で副業が注目される理由とは?
近年、芸能人の副業は特別なことではなくなりつつあります。その背景には、コロナ禍による活動自粛や収入源の不安定さ、SNSの普及などが影響しています。舞台やライブが延期・中止になれば収入も減り、ファンとの接点も減少。そこでYouTubeやオンラインサロン、アパレルブランドなど、自ら収入源を増やすタレントが急増しました。
また、芸能活動だけでなく「ビジネスパーソンとしての成長」を求める声も増えています。将来的に芸能界以外の道も視野に入れながら活動する芸能人が多くなっているのも現代ならではの特徴です。
副業OK・NGラインの基本ルールを理解しよう
副業ができるかどうかは、基本的に所属事務所の契約内容次第です。多くの事務所では「副業は事前許可制」が基本。特に以下の3つが判断基準となります。
●事務所のイメージ戦略に合うか
→ タレント本人のイメージを損ねる副業はNGになりやすい。
●スポンサー契約に抵触しないか
→ 競合企業の広告やタイアップは制限されるケースが多い。
●芸能活動に支障をきたさないか
→ 過剰な副業で本業の稼働が減る場合は許可されにくい。
特に新人や売出し中のタレントは「本業最優先」が原則。その一方で、事務所によっては柔軟に副業支援を行うケースも増えており、時代とともに少しずつ変化しています。
ジャンル別!副業ラインの違いを徹底解説
●アイドルの場合
イメージ管理が最も厳しいジャンル。恋愛スキャンダルだけでなく、副業も「清潔感」「誠実さ」が重視されます。YouTube開設やコスメプロデュースは比較的OKだが、夜職やギャンブル関連はイメージダウンのリスク大。
●女優・俳優(舞台含む)の場合
基本的には演技活動優先。執筆活動やセミナー講師、企業イベントの登壇などはOKになりやすい。飲食店経営なども増えているが、資本関係でのトラブル事例もあるため慎重さが求められる。
●声優の場合
YouTubeやゲーム実況、アパレルブランドとのコラボなど比較的自由度が高い。SNS運営も積極的に行われているが、キャラ商売ゆえ炎上リスクは常に意識が必要。
●タレントの場合
分野が広いため事務所方針次第。バラエティ系ならオンラインサロンやビジネス系YouTubeも許容されやすい。反対に投資ビジネスや宗教・政治関連はイメージ悪化に直結するためNG。
やってしまうと危険!副業NG事例集
副業の自由化が進んだとはいえ、明確にNGとされる領域もあります。過去に実際に問題になった事例としては、
- ・仮想通貨の高額コンサル・詐欺まがいの勧誘
- ・マルチ商法・ネットワークビジネスへの関与
- ・風俗・夜職系のアルバイト
- ・闇バイト・脱税行為
- ・反社会的勢力との関係性を疑われる事業
こうした副業は本人だけでなく事務所や関係者全体の信用問題になります。バレないだろうと甘く考えず「芸能界にいる以上は常に見られている」という意識を持つことが大切です。
副業は事前相談と慎重な判断がカギ
芸能界でも副業は当たり前の時代になりつつあります。しかし、自由に見えて実は細かなルールや暗黙の了解が多く存在します。「副業したいけど大丈夫かな?」と迷ったときは、まず事務所やマネージャーに相談するのが基本。副業もあなたの将来を左右する重要な選択肢です。長く芸能活動を続けるためにも、一時の利益に流されず、信用第一で慎重に判断していきましょう。
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